バイナンスコインとソラナが10%上昇──ビットコインは3万ドル超で安定 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
BNBチェーンとソラナ(Solana)ブロックチェーンのネイティブトークンは、過去24時間で10%上昇し、主要トークンの中で最大の利益を記録した。
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが昨日、オンチェーン分析ツール「アーカム(Arkham)」のトークンセールを発表し、参加するためにはバイナンスコイン(BNB)が必要だと述べた後、BNBは協定世界時8時50分の時点で6.7%上昇し、週のすべての損失を取り戻した。ARKMのハードキャップは250万ドル(約3億5000万円)で、1ユーザーあたりの拠出限度額は最大1万5000ドル(約210万円)となっている。
CoinGeckoのデータによると、BNBの取引高は24時間で前日の4倍となる12億ドル(約1684億円)に急増し、一部の大口保有者はARKMのセールに先立って数百万ドル相当のトークンをバイナンスに預け入れた。
A giant whale deposited 141,835 $BNB ($35M) to #Binance 3 hrs ago through 4 Binance deposit addresses.
The whale may participate in the Arkham (ARKM) token sale.
Due to the purchase cap of 300K $ARKM, the whale deposited $BNB to 4 Binance accounts in order to buy more $ARKM. pic.twitter.com/9hlSCPLlKj
— Lookonchain (@lookonchain) July 11, 2023
ソラナ(SOL)の価格上昇は、ソラナベースのDeFiエコシステムの成長によるもので、7月に入ってから約2500万ドル(約35億円)の価値がロックされた。
イーサリアムのレイヤー2プロジェクトのMantle Networkは、2億ドル(約280億円)のエコシステム基金を設立することを決議している。最近の提案では、今後3年間、ネットワークの開発をサポートするために、国庫から1億ドル(約140億円)を借り入れ、さらに1億ドルを調達しようとしている。
コミュニティーの99.5%以上がこの提案に賛成しており、暗号資産開発者と投資家は次の強気市場での投資対象となる、多額の資金を集めたブロックチェーンを手にすることになる。
一方、ビットコイン(BTC)は、市場全体の流動性と取引量が伸び悩んでいるにもかかわらず、3万ドル以上で安定している。グラスノード(Glassnode)のデータによると、少なくとも1ビットコインを保有するウォレットの数は先週、史上最高の100万8737に達し、ネットワークの分散化を示唆している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Midday Mover: BNB, SOL Outperform as Bitcoin Clings to $30K