ビットコインの利益確定、27日のトランプ氏のスピーチを待つべき:アナリスト | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

  • ビットコインの利益確定は、27日に予定されている「ビットコイン・カンファレンス」でのトランプ氏のスピーチを待った方がよいだろうとアナリストは述べた。
  • 一部の人たちは、トランプ氏はビットコインを戦略的準備資産とする計画を発表し、ビットコインの「放物線的な動き」につながると期待している。

ビットコイン(BTC)が急騰(7月初めの安値から現在の6万7000ドルまで20%以上上昇)した今、トレーダーが利益確定を考えるのは無理もないが、もうひとつの大きな好材料が数日後に訪れるかもしれない、と10x Researchの創設者、マーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は述べた。

「トランプ氏のナッシュビルでのスピーチを待たずにビットコインを利益確定、あるいは空売りすることは結果的に大きな損失につながるかもしれない」とティーレン氏は22日のニュースレターに記した。

トランプ氏は、27日に米テネシー州ナッシュビルで開催される「ビットコイン・カンファレンス(Bitcoin Conference)」でスピーチを行う予定で、ビットコインを戦略的準備資産とする計画を発表するのではないかとの憶測が広まっている。

さらにティールン氏は、ビットコインが前回の強気相場の最高値(約6万9000ドル)に近い水準で取引されていると指摘、しばしばテクニカル分析の専門家が「明確な境界線」と呼ぶ、この水準を上回って価格が維持できれば、この先「放物線的な動き」が起こる可能性があると述べた。

バイデン大統領が撤退したことで、11月のトランプ氏の勝利がほぼ確実になったとティーレン氏は見ている。またこれは、暗号資産業界を敵視する人物として知られるSEC(米証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長の早期退任を意味する可能性が高いという。ゲンスラー委員長の任期は2026年6月までだが、ティーレン氏は2025年初のトランプ氏の大統領就任式前後で辞任すると予想している。

トランプ氏は米東部時間27日15時にナッシュビルでスピーチを行う予定。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|翻訳:トランプ氏の会議出席を前にビットコインで利益を得るのは「高価な行為」になる可能性:アナリスト