BTCは週明けから下げ足速める 今週の注目ポイントは?【仮想通貨相場】 | Cointelegraph | コインテレグラフ ジャパン
2023年09月25日 / 17:15
マーケット
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
18日〜24日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比25,089円(0.64%)安の3,907,102円と小幅に反落した。
およそ3週間ぶりに400万円を回復していた先週のBTC相場だったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した翌21日には、米債利回りの上昇と米株の下落に耐えきれず、週明けからの上げ幅を解消した。一方、22日には、26,500ドル水準(≒393.2万円)をサポートに下げ止まると、日銀の政策現状維持決定を受けた円売りの恩恵を受け、BTC円は397万円まで戻した。この日も米株は上値が重かったものの、直近2日間と比較して下げ足を緩め、BTCは390万円台中盤を維持した。
ボラティリティの落ち着きやすい週末のBTC相場は、概ね395万円周辺で揉み合いが続いたが、韓国のアップビットに5,000億円相当の偽のアプトス(APT)が誤って入金され、その一部が不特定多数のアカウントに送金されたことが確認されると、相場は上下に振れた後、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物の取引が再開すると390万円周辺まで下落した。
第1図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成