暗号資産に対して共和党は「進歩的」、民主党は「中道に移行」:マイケル・セイラー氏 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
- マイクロストラテジーのエグゼクティブチェアマンを務めるマイケル・セイラー氏は9日にCNBCに出演し、「共和党が暗号資産に対して非常に好意的な立場を取っていることは疑いの余地がない」と述べた。
- セイラー氏は、今後20年間で1BTCが1300万ドルになるとの自身の見通しを改めて示した。
マイクロストラテジー(MicroStrategy)のエグゼクティブチェアマンを務めるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、暗号資産(仮想通貨)とビットコイン(BTC)に関する見解において、共和党が民主党を大きくリードしていると述べた。
セイラー氏は9日のCNBC出演で、大統領選挙が業界に与える影響について質問された際、「共和党が暗号資産に対して非常に好意的な立場を取っていることは疑いの余地がない。(中略)特にトランプ氏だ」と語った。
セイラー氏はさらに、「暗号資産とビットコインに対する見方をめぐっては、現時点で共和党は非常に進歩的な方向に移行し、民主党は中道へと移行している」と指摘した。
暗号資産を批判している米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長をめぐり、ハリス政権が実現した場合の同委員長の役割について質問されたセイラー氏は、その質問に答えるのは自分の能力を超えていると述べた。
セイラー氏は、先週ビットコイン価格が約7ヶ月ぶりの安値である5万3000ドル(約768万5000円、1ドル145円換算)を下回ったという最近の厳しい状況にも動じていない様子だった。同氏は、現在世界の資本の0.1%を占めるビットコインが、最終的に世界の資本の7%にまで上昇し、今後20年間で1300万ドル(約1億8850万)に達すると信じていると改めて表明した。
最近ビットコイン戦略企業としてリブランドしたマイクロストラテジーは、現在、ビットコインを確保することが主要な事業だとしている。同社は2020年8月にビットコインの購入を開始し、現在価格で約83億ドル(約1兆2035万円)相当を所有している。
マイクロストラテジーの株価は、ビットコインの購入開始以来879%上昇したが、ビットコインの不振に伴い過去6ヶ月間で20%下落している。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
マイケル・セイラー氏、共和党は仮想通貨に対してより「進歩的」な見解を持ち、民主党は「中道に傾きつつある」と発言