グレイスケール、初のADA単独商品となるカルダノETFを申請 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
暗号資産(仮想通貨)投資会社グレイスケール(Grayscale)は2月10日、カルダノ(ADA)のETF(上場投資信託)をニューヨーク証券取引所に上場することを申請した。
昨年ビットコイン(BTC)ETFを発売したグレイスケールは、過去にそのための動きを見せていたことはあるが、これまでカルダノ単独の投資商品を提供したことはない。
しかし、トランプ政権下で証券取引委員会(SEC)が暗号資産業界の取り締まりから、暗号資産を受け入れるような姿勢に転じたことで、ETFの発行企業は承認を受けられる可能性のある商品について、より野心的に考えるようになっている。グレイスケールはここ数週間で、ソラナ(SOL)とエックス・アール・ピー(XRP)のETFも申請している。
ソラナとXRPのETFは、グレイスケールの既存の暗号資産信託商品をより広く取引可能なETFに転換するものだが、カルダノETFはまったく新しいものとなる。
カルダノブロックチェーンのネイティブトークンADAに対する投資家の需要は、常に高いものとなっている。カルダノは時価総額で最大規模の暗号資産の一員であり、当記事執筆時点では時価総額は250億ドル(約3兆8000億円、1ドル=152円換算)に達している。グレイスケールのETF申請のニュースを受けて、カルダノは1.5%急騰し、71セントとなった。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:T. Schneider / Shutterstock.com
|原文:Cardano ETFのグレースケールファイル、その最初のスタンドアロンADA製品